東京から、台北へ。(2021/10/1)

時事ネタ

2021年10月1日。
約5ヶ月ぶりに、東京から台北への移動です。

コロナ禍前は、1ヶ月のうち半分が東京、半分が台北、というような頻度で毎月行ったり来たりしていましたが、今では台北に着いたら強制隔離2週間、東京に戻れば自主隔離2週間と、ほぼ自由に動けない日数だけでも合計約1ヶ月の制約が課されるため、今では数ヶ月に一度、というスパンでの往復になっています。

本稿執筆時点では、台湾入境には厳しい制限がかかっていて、台湾籍を持っている人か、台湾居留証を持っている人でないと、原則台湾に入れません

僕は台湾の居留証を持っているため物理的な行き来は可能です。

居留証

このご時世、なかなか海外渡航する人も多くないと思いますので、僕の海外(台湾)渡航までの流れを皆さんに共有させていただきますね。

渡航前の準備として、順番的にまず何をしなければならないか、順を追って書いていきます。

全体スケジュールの計画

とにかくにも、まずはスケジュールの確定。
そんなん当たり前だろ、と思うかもしれませんが、このコロナ禍、意外とスケジュール確定は大切な要素です。

東京を出発する日の確定、台北から東京に戻る日の確定をする際、
「台北に入ってからの二週間隔離」と、
「東京に戻ってからの二週間隔離」があるので、
この双方二週間、実質身動きが取れない期間は、基本的に重要なスケジュールは一切入れられません
それを見越して渡航スケジュールを慎重に決める必要があります。

渡航スケジュールが確定したら、次は飛行機チケットの確保。
いくつかの航空会社サイトに飛び、確定した日付前後で便があるかないか、便があるとすれば往復いくらなのか、などを比較して確認します。

コロナ禍なので、航空便は大幅に削減されていて、自分が行きたい日や、帰って来たい日に飛行機が飛んでない、なんてこともザラにあります。

そして、航空会社によって運賃がだいぶ違う場合があるので要チェックです。

今回、僕の場合はJALとチャイナエアを比較したところ、JALは約5万、チャイナエアは約10万と、なんと倍近い差がありました

航空便の予約が確定したら、次です。

隔離ホテルの予約・確保

次は台湾到着後の隔離ホテルの予約です。
本稿執筆時点で、台湾は海外から入境した全ての人(外国人・台湾人問わず)が、原則として、指定された隔離専用のホテルで2週間の強制隔離が必要になります。

参考:台湾防疫ホテル検索サイト https://taiwan.taiwanstay.net.tw/covhotel/

しかも、自腹。汗
それなりのコストになるので、安めのホテルが絶対オススメです。

隔離明け後、申請をすればちょっとだけ補助金がもらえる制度もあります。
https://service.gov.taipei/Case/ApplyWay/202003300005

ここで注意すべきなのが、日数。2週間だからと言って、14日ではないんですね。
台湾に到着した日はゼロ日目とカウントされるので、
ホテルの予約は「15泊16日」で抑える必要があります

ネットで予約したら、原則クレジットカードで前払いなので、さっさと支払って次へ。

PCR検査の予約・確保

飛行機とホテルをおさえたら、お次はPCR検査。
ワクチンを2回打っていようがいまいが、関係ありません
必ずPCR検査を受けて、陰性証明を取得する必要があります。

今やPCR検査を行うクリニックは日本にも腐るほどありますが、クリニック選びにも注意が必要です。必ず、「海外渡航専用陰性証明書」を作成できるクリニックで検査を受ける必要があります

適当に安いクリニックで検査受けて、「陰性でした」ではダメです。

海外渡航専用陰性証明書の一例

海外渡航 PCR 陰性証明書」みたいなワードでググって、自宅とか勤務先の最寄りのクリニックを選び、検査日をスケジューリングします。

予約必須のクリニックもあれば、フラッと行って検査を受けられるクリニックもあります。

検査と陰性証明書の相場は、だいたい25,000円〜35,000円前後かと。
陰性証明書は検査を受けた翌日に発行されるのが一般的ですが、検査当日にお急ぎ発行サービスをしているクリニックもあります。その場合は追加で5,000円〜10,000円取られます。
とりあえず、高い・・・涙。

PCR検査の有効期限は、海外(僕の場合台湾)到着日からさかのぼって3営業日以内の証明書に限ります
なので、とにもかくに、まずは渡航日を確定しなければならないわけですね。

その他もろもろ

以上が、渡航前に必須の準備事項です。書いた通りの順番でやるのが一番まちがいがなく、スムーズですね。

あとは、空港までの交通機関の確保とかくらいです。
台湾の場合、48時間以内に台湾政府指定の申請書
https://hdhq.mohw.gov.tw/Default1?openExternalBrowser=1
をスマホで入力して申請しないといけませんが、これは空港でも教えてくれるし、飛行機待ってる間にやれば良い感じです。

そして、これは必ずやらなければならないことではないですが、やっておいたほうが良い準備が、

「隔離生活中のアイテム」

です。

なにせ、15泊も同じホテルの部屋でたった一人ぼっち、一歩も外に出られずに過ごすわけですから、しっかりと「戦闘態勢」を整えないと、おそらく発狂します。笑

予約するホテルによっては、お部屋の中に用意してあるものやサービスはマチマチだと思いますが、いわゆる普通のビジネスホテルレベルの隔離ホテルの場合、一般的なホテルのアメニティの他、三度の食事とミネラルウオーターくらいしか付いてません。

参考までに、僕が日本から持っていったアイテムの一例です。

・暇つぶし道具(ゲーム・タブレット・本など)←メッチャ大事
・ノートパソコン(仕事用)
・延長コード
・スマホ、スマホ充電器
・酒(飲む人の場合。ただし禁止してるホテルもあり)
・ジャージ(室内にしかいないのであると楽)
・下着いっぱい(洗濯できないホテルの場合)
・インスタントコーヒーとか
・インスタント味噌汁
・爪切り(意外と重要)
・自分専用で使っている日常的なアメニティ

あとはお好みでカップラーメンとか、好きなもの。

以上、結構大変な渡航準備です。
一日も早く、コロナ前のあのときに戻って欲しい・・・。

Ogatake

Ogatake

日本と台湾で小さな会社を経営しつつ、デュアルライフ人生を送ってます。日本の不動産関連コンサルティングや、日台双方の起業・進出支援などもやってます。それ以外もなんやかんやガチャガチャといろいろやってるんで、いろんな情報をこのサイトでお届けできればと思っています!

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