隔離生活続編です。
台湾での隔離はこれで3度めですが、過去2回は自宅隔離だったため、防疫ホテルでの隔離は初体験。自宅だろうとホテルだろうと、2週間一歩も外出できないのだから、大差ないだろう・・・と思っていると大間違いです。
やはりホテルでの隔離は、自宅隔離よりもストレスが溜まります。
その最たる原因はズバリ、「食事」です。
自分で食事が選べない・・・
朝・昼・晩と、3回の食事があるのは良いのですが、自分で食べたいものはもちろん選べません。僕はこれまでの人生で、二週間にわたり、食生活に何らかの制限がふりかかったことがありません。入院もしたことないし、収監もされたことはありません。笑
自分の意思がこれっぽっちも反映されずに、半ば自動的に運ばれてくる弁当。
毎回、部屋のドアの外に置かれる弁当。
ドアを開けるまで、何が食べられるのかわからない世界。
楽しみ半分、ドキドキ半分。
以下、隔離中弁当スライドショーをお楽しみください。
最初は興味本位で全スケジュール全弁当を撮影してやろうと意気揚々としていましたが、日が経つにつれてその意欲もだんだんと衰え、一部の食事画像だけアップしときます。
全体的に、「茶色」。
当たりハズレの波が激しい。
二週間目は、「コレ先週食べたじゃん!」という嘆きも加わる・・・。
ほとんど食べずに残してしまった日も、何日かあります。
差し入れは天国!
でもそんな中、ロータリークラブの仲間や、ビジネスパートナーに途中で何回か差し入れをしてもらったときは、ホントもう天にも昇る嬉しさでした。
美味しいパスタと、美味しいショートケーキのデザート。パスタは僕もお気に入りの、友人が経営しているお店のパスタ。ショートケーキの甘さが、隔離中の身体を包み込みます。笑
別の日はポークボウル(豚肉と野菜の辛味丼的な)とビール二本!
もう、美味しすぎて泣きそうでした。笑
ビールも最高!
そして別の日は、大戸屋のお弁当!
目を閉じて食べれば、そこは隔離のホテルではなく、懐かしい日本の定食屋さん・・・笑
焼酎とおつまみの差し入れ。
特に二週間目は、夜眠れなくなる(動いてないので、身体のリズムが狂うんですよね)ので、焼酎は寝酒に重宝しました。
差し入れをしてくれた皆様、もしこのブログを読んでいたら、この場を借りて、改めて深く御礼申し上げます・・・。
隔離中の過ごし方
なんだか食レポみたいになってしまいましたが、ホント、隔離中の食事はマジで大事です。
三食の食事以外、僕の場合の過ごし方を参考までに。
朝晩は、意識して早寝早起きを心がけました。
もともと普通に早寝早起きなので、日常のリズムを崩さないように意識しました。
朝は5時半くらいの目覚ましをかけて、夜は10時くらいに寝る、みたいな感じでした。
朝起きて、ご飯食べて、日本から持ってきたインスタントコーヒーを飲み食後休憩。
そして一日置きに、部屋の空いているスペースを使ってガッツリ筋トレ約40分。
その後、自習+オンラインで中国語レッスン。
そこから昼をはさみ午前、午後と仕事をして、16時くらいにお風呂にお湯を入れて1時間ほど半身浴。
17時過ぎから、持ち込んだプレステでゲームを3時間位やって、夜寝る前に一杯やって、就寝。
ポイントは、できる限り規則正しく時間を使うことを心がけました。
それでも後半は睡眠障害的な感じになって、夜中目がさめたり、不安定なときもありました。
自主PCRとバスPCR
隔離が始まってから10日ほど過ぎたあたりで、一度自分でPCR検査をする必要があります。
台北の空港に到着した時に、空港の職員に検査キットを渡されます。
検査の手順をYouTube動画で見ながら、例の長い綿棒で鼻をホジホジします。
意外と自分でやるのも、なんかコワイっすね。
ホジホジした綿棒を付属の液体に漬けてしばらく置き、それを検査カートリッジみたいなやつに数滴たらし、陽性か陰性かの結果をジッと待ちます・・・。ドキドキ・・・。
陰性でした。
まぁ、台湾で誰とも接触してないんで、当たり前といえば当たり前ですが、とりあえず一安心。
そして、隔離13日目には、PCRバスがホテルにやってきます。
隔離卒業前の、卒業試験みたいなもんですね、多分。
↓ホテル部屋の窓から撮影したPCRバス。
街に走ってる路線バスがPCR検査専用になってる感じです。
隔離後13日にして、初めてホテルの部屋の外に出ます。
しかしホテルエントランス横付けなので、問答無用でバスに “In” です。
バスに乗り込み、500元払って、再び鼻をホジホジ。
あっという間に終わり、これまた問答無用でエレベーターに載って隔離部屋へ逆戻り。
でも、ここまでくればもう、隔離解除まであと少しです!
上の写真は隔離ホテルのエントランスロビー。ガッチガチな防疫体制。すごい光景。
いざ、脱出!!
バスPCRが終われば、実質あと1日半ほどで隔離も終了。
長かったホテル隔離からようやく開放されます。
隔離解除は14日目の夜中の12時のため、外に出るのは実質15日目(ホテル到着日を入れると16日目)になります。なんかチェックアウトとかするのかと思いきや、前日ホテルからLINEが入り、「体温記入表とその他の誓約書は机に置いといて。あとは荷物まとめて明日好きに出てって。ただ、出てく時間だけだいたい何時ころか教えて」的なメッセージが入ります。
LINEで返信をして、あと一晩寝ればこの部屋ともオサラバ。
15日目の朝。
もう、こんなにも自分の荷物をパッキングするのがワクワクするなんて。笑
荷物をまとめ、部屋をあとにします。
1階に降りたら、ホテルスタッフに領収書をもらっておしまい。
二収監・・・もとい二週間、お世話になりました。
祝!外界!
髪の毛ボサボサ、白髪バリバリ。
お疲れさまでした、俺。