ロータリークラブ活動について

その他

ロータリークラブ、ご存知でしょうか。
すごくザックリ言うと、1905年、アメリカのシカゴで始まった、様々な奉仕活動をおこなう団体のことです。
全世界に、なんと36,000を超えるロータリークラブがあり、日本では約2,200以上のクラブ数があり、その会員数は約84,000人以上になります。

台湾でもロータリークラブの活動はとても盛んに行われていて、筆者自身、2017年から台湾の台北市にある、「台北東海ロータリークラブ」というクラブに所属しています。

筆者も日本のサラリーマン時代からロータリークラブの存在は知っていました。
ただ、誤解を恐れずに申し上げれば「お金持ちか、会社の会長職クラスの余裕のある人達が集まって飲んだりゴルフしたりしてる仲良しクラブでしょ!」くらいにしか思っていませんでしたので(汗)、誘われても入会する気はゼロでした(笑)。

ただ、ひょんなことから、台湾でのロータリークラブの見学の誘いを受けたのがきっかけで、気づいたら入会してました。

台北東海ロータリークラブは、世界でも珍しく「母国語を公用語としないクラブ」です。
すなわち、台湾にありながら日本語を公用語とする珍しいクラブで、「だったら言葉の壁もないし参加してみようかな」という軽い動機で見学に行ったのが始まりです。

台北東海ロータリークラブに所属する会員の3分の2以上が台湾人ですが、奨学金制度を利用するなどして日本に留学経験のある人や、日本とのビジネスを行っている台湾人が中心となっています。

そして2023年7月1日より、なんと筆者がこの台北東海ロータリークラブの会長職という大役を仰せつかることになったのでした。

トップの写真は2023年6月下旬に行われた、会長交代式のときの写真です。


台北東海ロータリークラブは2023年現在で、29年目を迎えます。会長職は1年に1回の交代制で、筆者は台北東海ロータリークラブの日本人会長としては5人目となります。

会長就任にともない、幹事や副会長、各奉仕委員長などの理事も専任され、一年間の活動を開始します。


28代目会長から、29代目会長の筆者へと交代するときの交代式の集合写真。
台北東海ロータリークラブのメンバーだけでなく、地区のお偉い様や他のクラブの方々もお祝いに駆けつけていただきます。


ロータリークラブの活動やイベントに関わらず、台湾はとにかくイベント事が「ド派手」です。頻繁に様々なイベントやパーティーが開かれ、毎回ものすごい数の参加者が訪れます。

クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕、と呼ばれる「五大奉仕活動」をベースとし、様々な奉仕活動を行っています。上の写真は、台湾大学医学部の学生が中心となった集落地での医療奉仕活動のヒトコマです。

こちらの写真は台北日本人学校夏祭りでの奉仕活動。我々のクラブでも出店し、綿あめなどを学校の生徒達にふるまいました。 

たくさんのクラブが活動をしていますが、台湾でもエリアごとに組織化されています。そのエリアごとの先頭に立って様々な活動を取りまとめているのが「ガバナー」と呼ばれる人で、簡単に言うとエリアで一番えらい人ですね。この写真は、そのガバナーが我々のクラブに公式訪問したときの集合写真です。


献血活動にも参加しています。ちなみに筆者は、人生で初の献血を経験しました。

国際的な交流も盛んで、学生の交換留学のサポートも行っています。2023年もスイスの学生を交換留学生として台湾に受け入れ、クラブメンバーがホストファミリーとしてサポートしています。


台北に在住する子どもたちが日本語を学ぶ「台北日本語授業校」のサポートも行っています。この写真は台北日本語授業校の成果発表会に来賓として招かれたときに、挨拶をしたときのヒトコマ。

日本のロータリークラブとの交流も盛んで、2023年には8回目となる「台日ロータリー親善会」が台北で開催されました。日本からも400名以上のロータリアン(ロータリー活動をしている人のこと)が台湾に訪れました。


奉仕活動以外にも、クラブメンバー同士の交流を深める同好会がいくつかあります。この写真はソフトボール同好会の練習後の写真。

こちらは登山同好会で台北の山を登ったときの写真。いつもの奉仕活動以外にも、こうしてプライベートでの親睦を深めながら、楽しい活動を続けています。

クラブ内では年4回の懇親会も実施しています。上の写真は「中秋パーティー」のヒトコマ。みんなで集まって、美味しいお食事とお酒をいただきながら、ゲームをしたり、カラオケをしたりして楽しみます。

こちらは年末のクリスマスパーティー。2023年のクリスマスパーティーは、淡水に浮かぶ遊覧船を貸し切りにして、船上パーティーを楽しみました。

理事主要メンバーで集まって今後の奉仕活動方針について会議することもあります。
このように、様々な活動を通して、筆者も多くの台湾の人達との交流を深めてきました。

この記事の冒頭に書いたような最初のロータリーのイメージとは全く違う、本当に素晴らしい組織だということが、実際の活動を通して実感しています。

ロータリークラブの活動に関心のある方や、異国の地で本業とは違った活動をしてみたい、という方は、ぜひ台北東海ロータリークラブにも遊びに来てください!

Ogatake

Ogatake

日本と台湾で小さな会社を経営しつつ、デュアルライフ人生を送ってます。日本の不動産関連コンサルティングや、日台双方の起業・進出支援などもやってます。それ以外もなんやかんやガチャガチャといろいろやってるんで、いろんな情報をこのサイトでお届けできればと思っています!

関連記事

特集記事

Ogatake

Ogatake

日本と台湾で小さな会社を経営しつつ、デュアルライフ人生を送ってます。日本の不動産関連コンサルティングや、日台双方の起業・進出支援などもやってます。それ以外もなんやかんやガチャガチャといろいろやってるんで、いろんな情報をこのサイトでお届けできればと思っています!

最近の記事

  1. ロータリークラブ活動について

  2. 台湾の日常(2023年11‐12月)

  3. MIJショールームについて

TOP